あなたの目になる「Tap Tap See」は、目が見えない人に必須のアプリ!
今回紹介するアプリは、視覚障害者の方には絶対にインストールしてほしいアプリになります。
その名も「Tap Tap See」です。
このアプリは視覚障害者のために作られたアプリなんですよ。
お手持ちのスマートフォンが、あなたの目になってくれる優れもののアプリです。
「Tap Tap See」で何ができるの?
どんなアプリかというと、カメラで物を撮影すると数秒後にはその物を認識して、音声で教えてくれるアプリなんです。
たとえば調味料の瓶を撮影してみると…
「ペッパーシェイカーガラスです」と読み上げてくれました!
胡椒の瓶だということがすぐにわかりますね。
しかもこのアプリ、撮影100回分までは無料なんです!(それ以上の枚数を撮影するには課金をすれば使えます)
無料と聞くと、精度が不安…なんて思う方もいるかもしれませんが、このアプリはそんなことはありません。
使えば使うほど、その精度の良さに感動をしてしまいます。


Tap Tap Seeの使い方
Tap Tap Seeを使う時は、インターネット回線がつながっている場所で使ってください。
また、使用する時は必ずVoiceOverをオンにしてください。
使い方はとても簡単です。
- アプリを起動する
- 画面の真ん中あたりを1回タップして「撮影ボタン」と声がしたら、ダブルタップする(ダブルタップで撮影できます)
- シャッター音がしたら、撮影完了。2〜30秒ぐらい待つと写っている物を音声で案内してくれます
たったこれだけで、物を判別してくれます!
読み上げてくれるまでちょっと待ちますが、待っている間、iPhoneは動かしても大丈夫です(アプリを終了しないように気をつけてくださいね)。
読み上げが聞き取れなかったら、画面左上にある再読み上げボタンをダブルタップすると、もう一度読み上げてくれますよ。
いろいろ撮影してみたのですが、一番感動したのは、物の色まで識別して読み上げてくれること!
試しにボールペンを撮影してみました。
まずは1本だけで撮影。
すると「黒のボールペンです」と教えてくれました。
次はちょっといじわるして、色の違う3色のペンを撮影してみます。
そしたらちゃんと「青、赤と黒のボールペンです」と読み上げてくれました!
メールで送られてきた写真も読み上げ可能
TapTapSeeは起動時に撮影したものだけでなく、iPhoneのカメラロールに保存されている写真も読み上げてくれます。
次の写真は私が夏に旅行に行った時に撮影したお城なんですが「白い仏塔の建物です」と読み上げてくれました。
こんな感じで、メールで送られてきた写真や、以前に撮影した写真もきちんと読み上げてくれます。
やり方は、
- カメラロールボタンをダブルタップする
- 写真を選択する
たったこれだけです!
残念ながら日本語ラベルにはまだまだ弱い…
このアプリ、海外製のアプリのためか、日本語のラベルはなかなか読み込んでくれません。
缶詰を撮影してみたところ、きちんとなんの缶詰か読み上げてくれるものもあったのですが、読み上げてくれない缶詰もありました。
また、試しにテレビのリモコンとブルーレイレコーダーのリモコンをそれぞれ撮影してみたところ、どちらも「リモコン」とは教えてくれるのですが、なんのリモコンかまでは教えてくれませんでした(それでもメーカーを識別したのはすごいと思います!)。
とはいえ、読み上げはきちんと日本語でしてくれますので、今後もっと精度が良くなってきちんと日本語ラベルも読み上げてくれるようになるのを期待したいですね!


参考記事
先ほども書きましたが、TapTapSeeを使うにはVoiceOver機能をオンにしていないと使えません。
VoiceOverって何?という方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
視覚障害者の強力な味方!iPhoneでVoiceOverを設定する方法
コメント
画像保存をタップしましたが カメラロールに保存されていません。
何がいけないのでしょうか?