視覚障害者の強力な味方!iPhoneでVoiceOverを設定する方法
VoiceOverという機能は、視覚障害者の方にむけてあるような、とても便利な機能です。
この機能の使い方を知っているか知らないかでは、スマートフォンライフに雲泥の差が出ると言ってもいいくらい!
「VoiceOver」を設定することで、表示されているiPhoneの画面を上から読み上げてくれます。
ホーム画面が出ている時は指で画面をなぞることで、今触れている場所にあるアプリ名を読み上げてくれたり、Safariなどのブラウザ上でウェブサイトを見ている時は、そのサイトに書いてあることを読み上げてくれたりもします。
その他VoiceOver機能に対応しているアプリでは、更に活躍してくれます。
目が見えないからスマートフォンの操作ができない…とスマートフォンを持つことを諦めていた方にはぜひ知っていただきたい、そして活用させて欲しいお助け機能です。
今回はそんなVoiceOverの設定方法をご紹介しますね。
VoiceOverの設定方法
VoiceOverの設定方法は3通りあります。
- Siriに「VoiceOverをオン」と話しかける
- 設定アプリでVoiceOver機能をオンにする
- ホームボタンを3回押す
順番通りに解説していきますね。
1.Siriに「VoiceOverをオン」と話しかける
これはもう、そのままです。
iPhoneのホームボタンを長押しすると「ポポン」というSiriの起動音が鳴ります。
この音がしたらiPhoneに向かって「VoiceOverをオン」と言えば、Siriが「はい、VoiceOverをオンにしました」と答えてくれます。
これでもう設定は完了です!
あっという間なのでこの方法はとてもおすすめです。
解除したい時には「VoiceOverをオフ」とSiriに言えば「はい、VoiceOverをオフにしました」と機能を終了させてくれます。
Siriの設定方法は「iPhoneの優秀な秘書の使い方!Siriの設定は必ずしよう」のページを参考になさってくださいね。
2.設定アプリでVoiceOver機能をオンにする
こちらで設定するには、目の見える方に操作してもらいましょう。
まずは設定アプリを起動します。
続いて「一般」という項目をタップします。
次に「アクセシビリティ」という項目をタップします。
ここまでのやり方は「視覚障害者以外にも使える!iPhoneアクセシビリティの設定方法」というページにも書いてあるので参考にしてください。
「アクセシビリティ」の設定画面が出たら、その中にある「VoiceOver」という項目をタップします。
「VoiceOver」の設定画面が表示されたら、さらに「VoiceOver」という項目をタップします。


これでVoiceOver機能が使えるようになりました。
解除する時も同じ項目を設定して、最後の画面でVoiceOverをタップするとトグルボタンがオフになり、機能は解除されます。
3.ホームボタンを3回押す
これは最初だけ設定が必要になりますが、一度設定してしまえばこちらも便利です!
「2.設定アプリでVoiceOver機能をオンにする」と途中までは同じで、設定アプリを起動し、一般という項目をタップ、次にアクセシビリティという項目をタップします。
アクセシビリティの設定画面が出たら、一番下までスクロールします。
すると「ショートカット」という項目がありますので、そちらをタップします。
その中に「VoiceOver」という項目がありますので、同じくそちらをタップします。
これでショートカットの設定は終わりです。
この設定を一度行なっておくと、あとはホームボタンを3回押すとVoiceOverが起動するようになります。
言語障害などもある方はこちらを設定しておくと大変便利ですね。
解除する時は同じくホームボタンを3回押すことでVoiceOver機能が解除されます。
このショートカットはVoiceOver以外の機能を設定することもできますが、複数設定するとどちらの機能を使うか選択するボタンが表示されます。その点はご注意ください。
終わりに
この設定を行なうことでVoiceOverをオフにしている時とは操作方法が異なってきます。
次回はその解説を行なっていきたいと思います。
「視覚障害者以外にも使える!iPhoneアクセシビリティの設定方法」のページでも書きましたが、iPhoneには様々な障害を持つ方にも便利に使えるような工夫が施されています。
VoiceOver、ぜひ設定して下さいね!