視覚障がい者向け使い方教室 for iPhoneを使って、iPhoneの操作に慣れよう
iPhoneは、今までのガラケーと違ってボタンがほとんどなく、タッチパネルで操作するのが最大の特徴です。
でもそれだと視覚障害者の方は手触りやボタンの配置で操作するといったことができなくて苦労しますよね。
そんな時に使えるのがVoiceOverという機能なのですが、VoiceOver機能をオンにした時の操作はオフにした時の操作感とは全く異なり、晴眼者の方も操作がしにくく四苦八苦します。
過去の記事でVoiceOverの設定や使い方などを書いていきましたが、やはり実際に操作をしないと慣れることはできません。
今回はそんな方にも音声で使い方を教えてくれるアプリをご紹介しますね。
アプリ名「視覚障がい者向け使い方教室 for iPhone」
このアプリは携帯電話会社のSoftbankが製作したアプリになりますが、auやNTTdocomoと契約してiPhoneを使っている方もダウンロードすることができます。
しかも無料で使えますよ!


使い方教室というだけあって、レッスン形式で操作を教えてくれます。
メインメニューには
- このアプリについて
- レッスン1 iPhoneに触れる
- レッスン2 ボイスオーバーについて
- レッスン3 操作練習(VoiceOverのオンが必要)
- レッスン4 iPhoneを便利に使う
- インフォメーション
という6個の項目が出てきます。
最初はiPhoneのボタンの説明から始まり、一人でiPhoneを使いこなせるようにお手伝いをしてくれるアプリになります。
とはいえ、始めから全部一人でといっても、独自の用語など意味がわかりませんから、できることなら身近などなたかに最初はいろいろ教えてもらいながら練習すると良いでしょう。
この中で特におすすめなのが、レッスン3の操作練習です。
どういう練習ができるのか、次の章で解説していきます。
レッスン3 操作練習では何ができるのか?
レッスン3の画面では、あらかじめVoiceOver機能をオンにしておく必要があります。
オンになっていない時は、オンにするように警告が出ます。
レッスンできる項目は以下の6項目になります。
- ダブルタップの練習
- 二本指ダブルタップの練習
- 右フリックの練習
- 左フリックの練習
- 三本指左右フリックの練習
- スプリットタップの練習
各項目を選択することで、そのアクションで何ができるのか、操作方法のコツなどを最初に読み上げてくれます。
そして右下の「練習へ」というボタンを押すことで、練習画面に移動します。
練習画面では、各操作の練習ができ、成功するとピンポンという音が鳴って正解したことを教えてくれます。
間違えるとブブーと音が鳴ってアクションが間違っていることがわかります。
5回成功すると警告画面が出て「よくできました。」と教えてくれると共に、次の項目の練習をするかメニューへ戻るか、もう一度同じアクションの練習をするかの3つが選択できるようになっています。
操作に慣れたと思ったら次の練習に進み、また別のアクションの練習をしていきましょう。
終わりに
このアプリだけで何かができるわけではありません。
あくまでもVoiceOverを設定した時のiPhoneを操作を練習するためのアプリになります。
ですが、このアプリを使って操作のコツを掴めば、様々なアプリを使う時に苦労せず使えることができるようになるはずです。
どんなこともまずは練習から。
そんな気持ちでこのアプリでiPhoneの操作のコツを掴んでくださいね。


また、今回紹介したアプリでもVoiceOverについての説明はされていますが、もっと詳しく知りたいという方は、このブログの以下のページを参考になさってください。